免許を取得したばかりで、「これから運転を楽しみたい!」と思っているあなた。マイカーがなくても気軽に車を利用できるタイムズカーシェアは、非常に魅力的な選択肢ですよね。しかし、免許取り立てのドライバーにとって、初心者マークの扱いはどうなっているのか、という疑問は避けて通れません。1人での運転練習に利用したいけれど、万が一の事故は危険だし、保険や料金体系も複雑そうで不安…と感じていませんか?
また、いざ利用しようと思った時に「予約したのに車がない」「開始時間に遅れる場合はどうすれば?」といったトラブル対応や、そもそも借りれるのか、問い合わせ先はどこか、といった基本的な情報も気になるところでしょう。おすすめの車種や、今すぐ必要な時に初心者マークがコンビニで手に入るのかどうかも、知っておきたいポイントです。
この記事では、そんな免許取得1年未満の方々が抱えるタイムズカーシェアと初心者マークに関するあらゆる疑問や不安を、一つひとつ丁寧に解消していきます。この記事を読めば、安心してカーシェアデビューを果たし、快適なカーライフをスタートさせるための全ての知識が身につきます。
- タイムズカーシェアを初心者が利用するための具体的な条件と手続き
- 初心者マークの法的な必要性と、失敗しないための準備方法
- 万が一の時にも安心できる料金体系と充実した保険・補償制度の詳細
- 初心者が運転しやすいおすすめ車種の選び方と効果的な練習のコツ
タイムズカーシェアの初心者マーク事情と利用条件
まず最初に、タイムズカーシェアを利用するための基本的な資格や条件、そして最も重要な初心者マークの扱いについて詳しく見ていきましょう。
ここを理解することが、安心してサービスを利用するための第一歩です。
- 免許取り立てでも入会は可能か
- 初心者でも本当に借りれるのか
- 初心者が知りたい基本料金
- 万が一に備える保険制度とは
- 初心者マークはコンビニでも買える?
免許取り立てでも入会は可能か
結論から言うと、免許取り立ての方でもタイムズカーシェアへの入会は全く問題ありません。これは、多くの初心ドライバーにとって非常に心強いニュースでしょう。
カーシェアリングサービスやレンタカー会社の中には、安全上の理由から「免許取得後1年以上」といった独自の利用条件を設けている場合があります。しかし、タイムズカーシェアは、運転免許証を取得してからの経過年数に制限を設けていないのが大きな特徴です。そのため、昨日免許を取得したばかりという方でも、有効な運転免許証さえ持っていれば、誰でも平等に入会資格があります。これは、運転経験の浅い方々にも移動の自由と機会を提供したいという、サービスの基本的な考え方が反映されていると言えるでしょう。
実際に、多くの学生や新社会人の方が、運転免許センターで免許を受け取ったその足で入会手続きをする、というケースも珍しくありません。特にタイムズカー公式サイトで案内されている学生プランでは、月額基本料金が在学中ずっと無料になるという大きなメリットがあり、若い世代が気軽にカーライフを始めるための強力な後押しとなっています。
入会のポイントと手続きの流れ
- 資格:有効な日本の運転免許証を所有していれば、取得年数に関わらず誰でもOK。
- 手続き:Webサイトから24時間いつでも申し込み可能。必要な情報を入力し、免許証の画像をアップロードするだけで手続きは非常にシンプルです。
- 開始:審査完了後、最短で当日から利用を開始できます。会員カードが届く前でも、専用アプリを使えば車の解錠・施錠が可能です。
- 学生プラン:月額基本料金(通常880円)が無料になるため、学生の方は絶対に利用すべきお得な制度です。
このように、タイムズカーシェアは免許取り立ての方に対して非常に門戸を広く開いています。思い立ったらすぐに始められる手軽さも相まって、カーライフをスタートさせるための最適なサービスの一つなのです。
初心者でも本当に借りれるのか
入会資格があることは分かりましたが、「実際に予約する段階で、初心者であることを理由に断られたりしないの?」という点も気になるところです。こちらも全く心配ありません。予約手続きの際に運転経歴を問われることはなく、初心者であることを理由に利用が制限されたり、特別な手続きが必要になったりすることは一切ありません。
ただし、ここで絶対に忘れてはならない、そして最も重要なのが「初心者マーク(初心運転者標識)の表示義務」です。
日本の道路交通法第七十一条の五では、普通自動車免許の取得から1年を経過しないドライバーが車を運転する際には、車体の前面と後方の定められた位置(地上0.4m以上1.2m以下の見やすい位置)に初心者マークを表示することが厳格に義務付けられています。
そして、タイムズカーシェアの車両には、基本的にこの初心者マークは用意されていません。そのため、表示義務の対象となる会員自身が、必ず事前にマークを準備し、運転する際には責任を持って装着する必要があります。
初心者マークの表示は法律上の絶対的な義務です
免許取得後1年未満の方が初心者マークを表示せずに運転した場合、「初心運転者標識表示義務違反」となり、反則金4,000円と行政処分点数1点が科せられます。これは、たとえ短い距離の運転であっても例外ではありません。タイムズカーシェアを利用する際は、この法的義務を絶対に軽視せず、必ずご自身で用意したマークを持参してください。
つまり、タイムズカーシェアは初心者の利用を心から歓迎している一方で、安全運転に関わる法規の遵守は、利用者一人ひとりの社会的な責任である、という明確なスタンスを取っています。このシンプルかつ重要なルールさえ守れば、誰でも気兼ねなく、そして合法的にサービスを利用することができるのです。
初心者が知りたい基本料金
カーシェアを利用する上で、料金体系の理解は欠かせません。タイムズカーシェアの料金は非常にシンプルで分かりやすく、特に「使った分だけ」という考え方が徹底されているため、短時間の利用であればあるほど従来のレンタカーよりも格段に割安になる傾向があります。
料金の基本は、15分単位で課金される「時間料金」と、6時間を超える長時間利用の場合に走行距離に応じて加算される「距離料金」の2つで構成されています。そして、利用者にとって非常に嬉しいポイントは、ガソリン代や基本的な保険料が全て基本料金に含まれていることです。給油が必要な場合も、車内に備え付けの専用カードで無料で行えるため、追加で費用が発生する心配がほとんどありません。
主な料金プランと利用シーンの例
最も利用頻度の高い「ベーシッククラス」の料金を例に、具体的な利用シーンと合わせて見てみましょう。
利用時間 / パック名 | 料金(税込) | 距離料金 | おすすめの利用シーン |
---|---|---|---|
ショート(15分) | 220円 | なし | 駅までの家族の送迎、雨の日のスーパーへの買い物など |
6時間パック | 4,290円 | なし | 半日かけてのショッピング、少し遠出のランチなど |
12時間パック | 5,500円 | 20円/km | 日帰りの小旅行や、複数の目的地を巡るドライブ |
24時間パック | 6,600円 | 20円/km | 一泊二日の旅行や、丸一日かかるイベントへの参加 |
ナイトパック(18:00-翌9:00) | 2,640円 | 20円/km | 夜間の移動や、翌朝早くから出かけるための前日からの利用 |
上記の料金に加え、個人会員の場合は月額基本料金880円がかかります。しかし、この料金はそのまま880円分の無料利用料金として毎月付与されます。そのため、例えば毎月1回、2時間(220円/15分 × 8 = 1,760円)利用する方であれば、そのうち880円分が自動的に割引される計算になります。毎月少しでも利用する方にとっては、実質的な月額負担は非常に軽いと言えるでしょう。
このように、利用シーンに合わせて最もお得な料金が自動的に計算・適用されるシステムは、特に「まずは運転練習で1時間だけ」といった使い方をしたい初心者にとって、非常に合理的で無駄のない料金体系となっています。
万が一に備える保険制度とは
運転に不慣れな初心者にとって、事故やトラブルは最も心配なことの一つです。どれだけ気をつけていても、予期せぬ事態は起こり得ます。タイムズカーシェアでは、すべての利用者が安心してハンドルを握れるよう、基本料金の中に非常に手厚い保険・補償制度が含まれています。
利用の都度、別途保険に加入する必要はなく、予約して利用するだけで自動的に以下の補償が適用されるので、非常に手軽で安心です。
基本的な補償内容の詳細
- 対人補償:他人にケガをさせたり、死亡させてしまったりした場合の補償です。1名につき無制限で補償されます。
- 対物補償:他人の車や物(ガードレール、家の壁など)に損害を与えてしまった場合の補償です。1事故につき無制限で補償され、自己負担額(免責額)も0円です。
- 車両補償:利用中のタイムズカーの車両自体に損害があった場合の補償です。1事故につき車両の時価額まで補償され、こちらも自己負担額(免責額)は0円です。
- 人身傷害補償:運転者自身や同乗者が死傷した場合の補償です。過失割合にかかわらず、1名につき無制限で損害額が補償されます。
この補償内容は、個人で加入する一般的な自動車保険と比較しても非常に手厚いレベルであり、万が一の際の経済的負担を大幅に軽減してくれます。ただし、注意しなければならないのが、保険・補償制度とは別に設定されている「NOC(ノンオペレーションチャージ)」の存在です。
NOC(ノンオペレーションチャージ)とは?
NOCは「営業補償」とも呼ばれ、利用者の責任(事故や汚損など)で車両に損害が発生し、その修理や清掃のために車両が営業(貸出)できなくなった期間の補償として、利用者が支払う負担金のことです。これは保険でカバーされる修理費とは全く別のものです。
- 自走してステーションに返却できた場合:20,000円
- 自走できず、レッカー搬送となった場合:50,000円
このNOCは、前述の保険・補償制度の対象外となり、全額自己負担となる点に注意が必要です。
運転に大きな不安を感じる方は、利用予約時にオプションの「安心補償サービス」(1利用あたり550円)に加入することを強くおすすめします。わずかな追加料金で、万が一の事故の際に発生するこのNOCの支払いが免除されるほか、通常は実費負担となるタイヤのパンク修理費用などもカバーされます。心の保険として、非常に価値のあるオプションと言えるでしょう。
初心者マークはコンビニでも買える?
前述の通り、タイムズカーシェアを利用するにあたり、免許取得1年未満の方はご自身で初心者マークを用意する必要があります。では、具体的にどこで購入すればよいのでしょうか。
「急に必要になったから、近所のコンビニで手軽に買えれば…」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらほとんどのコンビニエンスストアでは初心者マークを取り扱っていません。カー用品はコンビニの主要な商品ラインナップから外れるため、期待して立ち寄っても無駄足になってしまう可能性が非常に高いです。そのため、事前に計画的に購入しておくことが絶対に必要です。
主な購入場所とそれぞれの特徴、そして選ぶ際のポイントを以下に詳しくまとめました。
購入場所 | 価格帯の目安 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
100円ショップ (ダイソー/セリアなど) |
110円 | 圧倒的に安価で、店舗数が多く入手しやすい | 製品によっては磁力や吸盤の耐久性が低い場合がある | コストを最優先したい、紛失時の予備として購入したい人 |
カー用品店 (オートバックスなど) |
500円~1,000円 | 品質が高く、反射性能に優れた製品など種類が豊富 | 価格が比較的高めで、専門的な店舗に行く必要がある | 長期間安心して使える高品質な製品を求める人 |
ホームセンター | 300円~800円 | カー用品店と同程度の品質のものが手に入りやすい | 店舗によってはカー用品コーナーの品揃えが少ない | 他の買い物のついでに、手頃で質の良いものを探したい人 |
ネット通販 (Amazon/楽天など) |
300円~1,200円 | 自宅に届き、多くのレビューを比較して選べる | 手元に届くまでに時間がかかり、実物を確認できない | 事前にじっくり比較検討して、評価の高い製品を選びたい人 |
マグネット式と吸盤式、どちらを選ぶべき?
初心者マークには、主にボディに直接貼り付ける「マグネット式」と、車内からガラスに貼り付ける「吸盤式」の2種類があります。それぞれに利点と注意点があります。
- マグネット式:着脱が非常に簡単で、最も一般的なタイプです。ただし、最近の車の一部では、軽量化のためにアルミや樹脂製のボディパネルが使われている場合があり、その部分には磁石が付きません。
- 吸盤式:主にリアガラスの内側に貼り付けるため、盗難や走行中の脱落の心配がありません。しかし、スモークフィルムが濃いと外から見えにくかったり、長期間の使用で吸盤が劣化したりすることがあります。
個人的な経験から言うと、まずは100円ショップでマグネットタイプと吸盤タイプを一つずつ購入しておくのが最も賢い方法です。これなら合計220円の投資で、どんな車種にも対応できる万全の体制が整います。カーシェアは様々な車種を利用する機会があるので、この「両刀遣い」の準備は非常におすすめですよ。
カーシェアの予約をする前に、これらの店舗で初心者マークを確実に準備しておくことを、決して忘れないようにしましょう。
タイムズカーシェアで初心者マークを付けて運転する注意点
さて、利用資格や料金、初心者マークの準備について理解したところで、次はいよいよ実践編です。
実際にタイムズカーシェアを初心者が利用する際に、どのような点に注意すればよいのか、より安全で快適なドライブにするためのコツを解説します。
- 練習のために利用しても大丈夫?
- 1人での運転は危険じゃない?
- 運転しやすいおすすめの車種
- 開始時間に遅れる場合の対処法
- 車がない時の問い合わせ先
- まとめ:タイムズカーシェアは初心者マークでも借りれる
練習のために利用しても大丈夫?
もちろん大丈夫です。むしろ、タイムズカーシェアは、教習所で得た運転感覚を忘れないための自主的な練習に最適なサービスと言えるでしょう。
教習所を卒業した直後は、運転技術や知識が最も新鮮な状態ですが、少しでも運転から遠ざかると、車線変更のタイミングや駐車の感覚は驚くほど早く鈍ってしまいがちです。「ペーパードライバー」になってしまう方の多くは、この「卒業直後のブランク」が原因です。
家族の車が自由に使えなかったり、そもそもマイカーを持つ予定がなかったりする方にとって、定期的かつ継続的な運転練習の機会を、非常に安価で手軽に確保できるのは、タイムズカーシェアが持つ最大のメリットの一つです。
カーシェアを活用した効果的な練習法
- 短時間から始める: 最初から長時間の運転は心身ともに疲れてしまいます。15分220円から利用できるので、「まずは近所を30分だけ」といったように、ごく短い時間から始めて徐々に慣らしていくのが成功の秘訣です。
- 様々な車種を体験する: コンパクトカー、セダン、ミニバンなど、色々なタイプの車を意識的に運転してみましょう。車種ごとの車両感覚や操作性の違いに早く慣れることで、どんな車にも対応できる応用力が身につきます。
- 時間と場所を選ぶ: 交通量が少なく、道幅が広い場所を選んで練習するのが鉄則です。人や車のプレッシャーが少ない、平日の昼間や早朝の時間帯を狙って予約することで、落ち着いて運転に集中できます。
- 目的を絞る: 「今日は車庫入れだけ」「今日はS字クランクがある狭い道に挑戦」など、その日の練習テーマを一つに絞ることで、効率的にスキルアップを図れます。
最初は、大型スーパーの広々とした駐車場で開店前に車庫入れを徹底的に練習したり、交通量の少ない河川敷の道路を往復したりすることから始めるのがおすすめです。慣れてきたら、ナビを使って近所の目的地まで行ってみるなど、少しずつ行動範囲を広げていくと良いでしょう。
高額なペーパードライバー講習を受けるのも一つの有効な手段ですが、費用を抑えつつ自分のペースで着実に上達したい方には、カーシェアの計画的な活用が最も賢い選択と言えます。
1人での運転は危険じゃない?
免許取り立てで、いきなり誰の助けもなしに1人で運転することに、大きな不安や恐怖を感じる方は少なくありません。「せめて運転に慣れている人が隣にいてくれないと危険だ」と考えるのは、ごく自然なことです。
しかし、結論から言えば、適切な準備と正しい心構えがあれば、1人での運転練習は決して過度に危険なものではありません。むしろ、早期に自立したドライバーになるためには、避けて通れない重要なステップです。
最も重要なのは、同乗者の有無にかかわらず、運転中に発生する全ての事象の観察、判断、操作の責任は、100%運転者自身にあると強く自覚することです。たとえ経験豊富なドライバーが助手席に同乗していても、最終的にハンドルを握り、アクセルやブレーキを操作するのはあなた自身に他なりません。「隣の人が見てくれるから大丈夫」という甘えは、時に重大な事故につながる危険性をはらんでいます。
1人運転で絶対に守るべき心構え
- 無理な運転計画は立てない:最初のうちは、「走行時間を1時間以内にする」「走り慣れた道を往復するだけ」など、心と時間に十分な余裕が持てる計画を立てましょう。焦りは判断ミスを誘発します。
- 運転に集中できる環境を維持する:音楽を大音量でかけたり、スマートフォンの通知を気にしたりするのは厳禁です。運転中は、視覚と聴覚をフル活用し、運転という行為だけに全神経を集中させてください。
- 「かもしれない運転」を徹底する:これは運転の基本中の基本です。「物陰から子供が飛び出してくるかもしれない」「前の車が理由なく急ブレーキを踏むかもしれない」と、常に起こりうる最悪の事態を予測しながら運転することが、事故を未然に防ぐ最大の防御策となります。
もし、運転免許を持っていない家族や友人に同乗してもらう場合は、運転への具体的なアドバイス(例:「もっとハンドルを早く切れ」など)は、かえって混乱を招く可能性があるため期待しない方が賢明です。
あくまでも、駐車する際に外から周囲の安全を確認してもらうなど、限定的なサポート役に徹してもらうのが良いでしょう。自分の判断力と注意力を信じ、落ち着いて一つひとつの操作を丁寧に行うことが、1人での運転を安全で価値ある経験に変える鍵となります。
運転しやすいおすすめの車種
タイムズカーシェアでは、軽自動車から高級外車まで、非常に多彩な車種が用意されていますが、運転に不慣れな初心者は、一体どの車を選べばよいのでしょうか。結論として、まずはボディサイズが小さく、運転席からの視界が広く確保されているコンパクトカーや軽自動車から始めるのが、失敗しないための鉄則です。
車両の四隅の感覚が掴みやすく、最小回転半径が小さい(=小回りが利く)車は、狭い道でのすれ違いや、スーパーの駐車場などでの車庫入れの際に、心理的な負担を大幅に軽減してくれます。
タイムズカーの公式サイトでも「運転しやすいクルマ」として紹介されている車種の中から、特に初心者におすすめで、全国的に配備数が多いモデルをいくつかご紹介します。
車種名 | タイプ | 全長/全幅/全高 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
ソリオ (SUZUKI) | コンパクトカー | 3,790mm / 1,645mm / 1,745mm | コンパクトカーの中でも特に全長・全幅が小さく、抜群の小回り性能を誇ります。背が高いため運転席からの見晴らしが良く、周囲の状況を把握しやすいのが特徴です。 |
フィット (Honda) | コンパクトカー | 3,995mm / 1,695mm / 1,515mm | フロントピラー(前方の柱)を極細に設計するなど、運転席からの視界の良さに徹底的にこだわっています。死角が少なく、交差点での右左折時なども安心感が高いです。 |
ヤリスクロス (TOYOTA) | コンパクトSUV | 4,180mm / 1,765mm / 1,590mm | 人気のSUVタイプですが、サイズはコンパクトに抑えられています。着座位置(アイポイント)が高いため、遠くまで見通しやすく、車両感覚も掴みやすいと評判です。 |
ルークス (NISSAN) | 軽自動車 | 3,395mm / 1,475mm / 1,780mm | 軽自動車ならではのコンパクトさに加え、見晴らしの良さが抜群です。駐車時に車を上から見たような映像で支援する「アラウンドビューモニター」搭載車も多く、駐車が苦手な人には特におすすめです。 |
予約画面で車種を選ぶ際には、車両の詳細情報からバックモニターやコーナーセンサー、衝突被害軽減ブレーキといった安全運転支援システムが搭載されているかを確認する習慣をつけましょう。これらの機能は、あくまで補助的なものですが、初心者の「うっかりミス」を防ぎ、安心感を高める上で非常に有効です。同一車種でも年式やグレードによって装備が異なる場合があるので、予約前のチェックはとても重要です。
憧れの大きな車やスポーツカー、高級車に乗るのは、まずはこれらの運転しやすい車で十分に経験を積んでからのお楽しみとしましょう。
開始時間に遅れる場合の対処法
予約したステーションに向かっている途中、予期せぬ電車の遅延や交通渋滞などで「まずい、予約した開始時間に間に合わない!」という事態は、誰にでも起こり得ます。そんな時でも、正しい対処法を知っていれば慌てる必要はありません。
まず大前提として知っておくべき最も重要な点は、実際にクルマを利用していなくても、予約した利用開始時刻を1分でも過ぎると、その時点から自動的に課金が開始されるというルールです。
もし遅れることが事前に分かった場合は、ペナルティなく、かつ無駄な料金の発生を防ぐために、以下の対応を取りましょう。
遅刻しそうな時の正しい対応フロー
- 【ベストな対応】利用開始時間前に手続きする:
遅れることが確定した時点で、すぐにタイムズカーの公式アプリや会員専用マイページにログインします。予約内容の確認画面から、利用開始時間を遅らせる変更手続きを行います。例えば、10時開始の予約を10時15分開始に変更するといった操作が可能です。これが最もスマートで、利用者にとって不利益が一切ない対処法です。 - 【次善の策】利用開始時間を過ぎてしまった場合:
残念ながら、予約開始時刻を過ぎてしまうと、Web上での予約変更はできなくなります。この場合は、予約開始時刻からの料金が発生してしまいますが、諦めずにそのままステーションへ向かい、到着次第、利用を開始してください。
ここで絶対にやってはいけないのが、「遅れたから」といって無断で利用をキャンセル(放置)することです。無断で利用しなかった場合でも、予約時間分の基本料金が全額請求されるだけでなく、悪質なケースと判断されると会員資格に影響が出る可能性もゼロではありません。
遅れると分かった時点で、たとえ数分の遅刻であっても、速やかに予約変更の手続きを行う習慣をつけることが、スマートなカーシェアライフを送るための大切なマナーです。
車がない時の問い合わせ先
予約時間にステーションに到着し、いざ利用しようと思ったら、「予約したはずの車が見当たらない…」という、非常に困ったトラブルも稀に発生することがあります。これは、前の利用者が返却場所を間違えていたり、駐車スペースの番号を勘違いしていたりするケースが主な原因です。
このような予期せぬ状況に遭遇したら、まずはパニックにならず、落ち着いて以下の手順で一つひとつ確認してください。
車が見つからない時の冷静な確認手順
- 予約情報の徹底的な再確認:
「思い込み」が原因であることも少なくありません。タイムズカーのアプリや予約完了メールを開き、「ステーション名」「住所」「駐車場の名称」「駐車スペースの番号」が、今いる場所と完全に一致しているかを、もう一度指差し確認するレベルでチェックします。特に、大規模な駐車場や近隣に複数のステーションがある場合は注意が必要です。 - ステーション内をくまなく探す:
指定された駐車番号に車がなくても、同じステーション内の別の空きスペースに停まっている可能性があります。前の利用者が慌てて返却したケースなどが考えられるため、駐車エリア全体を注意深く見渡してみましょう。 - 最終手段:会員専用フリーダイヤルへ連絡:
上記を確認してもなお車が見つからない場合は、いよいよサポートセンターの出番です。速やかにタイムズカーの会員専用フリーダイヤルへ電話し、オペレーターに状況を説明します。「予約番号」「ステーション名」「見つからない旨」を伝えれば、オペレーターが車両のGPS情報を元に現在位置を確認し、的確な対応を指示してくれます。
会員専用フリーダイヤル(トラブル・問い合わせ)
電話番号:0120-24-5037
この番号は、まさに「駆け込み寺」のような存在です。いざという時にすぐ電話できるよう、スマートフォンの連絡先に「タイムズカー トラブル」といった名前で登録しておくことを強く、強くおすすめします。ちなみに、事故を起こしてしまった際の連絡先は別の専用ダイヤルになるため、そちらも併せて登録しておくと万全です。
初めてのトラブルは誰でも焦ってしまうものですが、手順通りに冷静に行動すれば必ず解決できます。タイムズカーには24時間365日対応の強力なサポート体制が整っているので、安心して連絡してください。
まとめ:タイムズカーシェアは初心者マークでも借りれる
最後に、この記事で解説した「タイムズカーシェアと初心者マーク」に関する重要なポイントを、おさらいとして箇条書きでまとめました。
カーシェアを利用する前に、このリストを再確認してみてください。
- タイムズカーシェアは免許取得1年未満の初心者でも問題なく入会・利用が可能である
- 入会資格に運転免許証の取得経過年数による制限は一切設けられていない
- 初心者であることを理由に予約を断られたり、利用車種が制限されたりすることはない
- ただし、タイムズカーの車両に初心者マークは備え付けられていないのが基本ルールである
- したがって、免許取得後1年未満の利用者は必ず自分で初心者マークを持参する必要がある
- 道路交通法により、対象者の初心者マーク表示は絶対的な義務であり、違反すると罰則が科せられる
- 初心者マークは100円ショップ、カー用品店、ホームセンターなどで事前に購入しておくこと
- 残念ながら、ほとんどのコンビニエンスストアでは初心者マークは販売されていない
- 料金は15分単位の課金制で、短時間利用なら従来のレンタカーより割安になることが多い
- 基本料金にはガソリン代と、対人・対物無制限など非常に手厚い保険・補償が含まれている
- 事故時の営業補償(NOC)の支払いが心配な場合は、有料の「安心補償サービス」への加入がおすすめ
- 教習所で得た運転感覚を忘れないための、定期的・継続的な練習目的での利用にも非常に適している
- 最初のうちは、車両感覚が掴みやすいコンパクトカーや軽自動車から始めるのが失敗しないコツである
- 予約した開始時間に遅れそうな場合は、必ず開始時間前にWebサイトやアプリで予約変更手続きを行うこと
- 万が一ステーションで車が見つからない場合は、慌てずに会員専用フリーダイヤルへ連絡すること